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「研究の一歩先へ-その鍵は知財にあり!」知財セミナーを開催

 12月4日、本学が採択を受けている国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の取組の一環として、津島キャンパスの創立五十周年記念館金光ホールにて、「あなたの研究が世界を動かす前に-研究成果を守り、活かす力、知的財産の基礎と戦略-」(“Before Your Research Impacts the World”Understanding and Leveraging Intellectual Property: Foundations and Strategies-)と題した知的財産セミナーを実施しました。講師には、岡山大学学術研究院教育研究マネジメント領域の嵯峨山和美准教授を迎え、OU-SPRING認定者76名を中心に、本学教職員や博士前期課程学生ら、合計79人が参加しました。

 今回のセミナーは、大学院生が研究者として、自分の研究成果をどう守り、社会に届けていくのかを考えることを目的に開かれ、日本語・英語の資料を用い、国内外の知財事例を交えて解説された。講演の前半では、嵯峨山先生は、論文公開と同時に研究内容が世界中で共有されることに触れ、公開前に特許出願を検討する重要性を強調しました。あわせて、特許成立の要件や研究現場で意識すべきポイントなど、実践的な内容が盛り込まれました。後半では、iPS細胞研究における特許出願のタイミングや、免疫チェックポイント阻害剤の発見、本学発のSARM1Sterile alpha TIR motif protein 1)技術が海外企業に展開された事例など、大学発の研究成果が社会で価値を生んだ事例が紹介されました。また、本学の知財方針にも触れ、研究者が日々の気づきやアイデアを記録し、企業連携を通じて成果を社会に届けるための実務的な視点が示されました。研究が社会とつながっていく過程が分かりやすく語られ、参加者にとって印象深い内容となりました。

 参加した学生からは、「研究だけでなくビジネス展開も視野に入れる重要性に気づけた」「自分の分野は知的財産とは無縁だと思っていたが、実際の事例を聴いて、知財は身近な問題なのだと知ることができた」「有名な研究者たちのように自らの創造物を形にし、特許を取得しようと一層努力する意欲がわきました」といった前向きな声が多く寄せられました。こうした声からは、今回のセミナーが知識を得る場にとどまらず、自身の研究の意義や将来の可能性を考えるきっかけとなったことがうかがえます。OU-SPRINGでは今後も、専門家によるセミナーを通じて、学生一人ひとりの挑戦を後押しし、研究者としての成長を多角的に支援してまいります。

セミナーの講演の様子
セミナーの講演の様子
講師の嵯峨山和美先生

 

 

 

 

 

動画はこちら(学内限定)

 

 

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